2009年11月6日金曜日

24の物語

『大切なことに気づく24の物語』を読みました。
良い話に出会うと感動し元気をもらうことができます。(^^)
「白い運動靴」という話を紹介します。

 結婚式の決まった娘さんのお父さんは義足をつけていました。でも、娘の結婚式では、娘の手をとって式場に入りたいと思って歩行の練習を始めます。
しかし、娘さんはそんなお父さんの姿を婚約者に見せるのが嫌でした。結婚式が近づくと、お父さんの練習はさらに熱心になって、どこからか白い運動靴を手に入れて歩行練習をしていました。
娘さんもお父さんの気持ちは理解できるのですが、

「結婚式でお父さんが転んだらどうしよう…、その姿を見た嫁ぎ先の家族はどう思うだろう…」

と考えて悩んでいました。
結婚式の当日、練習の成果もあってお父さんと歩くことができたのですが、フォーマルスーツ姿の父の足元が白い運動靴なのが変に思われないかと気になって仕方がありませんでした。
それから数年後、お父さんが危篤という連絡を受けて、娘さんは病院に駆けつけました。お父さんは娘さんの手を取りながら、

「おまえは夫を大切にしなさい。お父さんは結婚式でおまえの手をとって式場に入る自信は正直に言うとなかった。でも、おまえの夫が毎日のように訪ねてきてくれて励ましてくれて…。転ぶと危ないからと、運動靴まで買ってきてくれたんだ」

と話しました。娘さんは胸がいっぱいになって、何も言えませんでした。

良い話しです(T_T)。
A'z-HAIRの本棚にありますので、ぜひ読んでみて下さい!